▲今井 翔也 (イマイ ショウヤ) H29BYのみ
 現在WAKAZE醸造責任者。WAKAZEの詳細はこちら

●自己紹介●
今井翔也
年齢 29歳
群馬県出身
 日本酒ベンチャーWAKAZE(ワカゼ)創業メンバー/醸造技術担当。
 群馬の酒蔵「聖酒造」の三男として生まれ、東京大学にて食品生化学の研究を進めたのち、有機食品EC企業Oisix勤務時に友人とWAKAZE創業。酒造りの修行のため、秋田県「新政」、富山県「満寿泉」を経て、阿部酒造に蔵入り。フランスでの酒造りのため、2018年渡仏予定。

●酒造りをしようと思った理由●
 実家が酒蔵だったため、幼少から杜氏さんに可愛がられる環境に育つ。日本酒の価値を伝えることを志していたが、WAKAZEの活動の一環で訪れたヨーロッパ初の酒蔵「Nøgne Ø(裸島、ノルウェー)」の創設者Kjetil Jikiunに触発され、造り手としての道を決意。長男が実家8代目を継ぎ、次男が愛知の酒蔵で造りをするなか、自身は秋田の酒蔵の門戸を叩く。

●阿部酒造へ入った経緯●
 新政酒造株式会社で修行中、6代目裕太さんに出会い、阿部酒造の刺激的な酒造りの様子を聞いていた。秋田を出たあと、海外に出る前の最後の修行先として阿部酒造に入らせていただいた。
 裕太さんとは、東京での食のベンチャー経験という共通項や歳が近いこともあるが、それ以上に、お酒を飲む人の目線にたち経営と醸造を両輪でまわし、地元における酒造りの在り方を問う姿勢に非常に共感したことが蔵入りの決め手となった。マイクロブリュワリーである阿部酒造での経験が、自身の蔵造りのモデルにもなると考えている。

●将来の自分の夢●
 日本酒を世界の酒にすること。そのために、世界中でSAKEが造られる世界をつくること。その先陣として、“造り”の力で食の多様性を自分の手で生み出していきたい。文化や歴史を超えて、日本酒の未知の可能性に挑戦していきたい。発酵や生命の力に携わりつつ、潤滑油としての酒が自らの表現手法として身近となる世界をつくっていきたい。

 “和”の循環を酒が担うような、大らかな醸造や人の在り方を問うていきたい。まずはWAKAZEの蔵を造ります。おいしいお酒を造りたいです。

●阿部酒造で酒造りをしてよかったこと●
 面白い仲間に出会えたこと。6代目裕太さんの熱意に引き寄せられて、蔵の中のメンバーはもちろんのこと、若手農家さんや酒販店さん含めた一気通貫の素晴らしい地縁に恵まれている。
 蔵人は、山奥のカフェオーナー兼神主や、イタリアで日本酒を造りたい元ドイツサッカー選手、カンボジア帰りで日本酒に目覚めすぎてすでに熱燗玄人舌をもつ現役新潟大生などLocal〜Globalを網羅した濃すぎるメンバーばかりで少数精鋭にもほどがある感じです(笑)。裕太さんの人徳だと思います。そして何より5代目庄一さん夫妻がとても素敵なお二人で、お世話になりっぱなしです。

●阿部酒造はこんな方がオススメ●
 阿部酒造は柏崎にある小さい蔵です。日本有数の酒処「新潟」の中で巨人に囲まれていますし、だからこそできる戦い方をしています。米との関係性、地域との繋がり、マイクロブリュワリー。未来の日本酒造りの課題を、現在進行系で凝縮したような環境です。
 それをひとつひとつ少人数で形にしていってます。ピースは揃っているので、あとはどう人の力で創り上げていくかです。一人の気付きがすぐに造りに反映されるスピード感があります。酒造りをしながら何か面白いことに取り組んでみたい人、全身を使って酒造りの全工程を体感してみたい人、与えられるでもなく自分で何か行動を起こしたい人、本当におすすめです。

●今後阿部酒造で酒造りをする方へのメッセージ●
 蔵に生まれ、いくつかの酒蔵での造りを経験した身からすると、ここまで酒造りの全工程に少人数で関われ、かつ遊び心とクオリティを兼ね備えている蔵はないと思います。そして、不思議と面白い人が集まる蔵です。お酒が飲まれるシーンや料理から設計しているので、造り手としてこの上ない学びがあると思います。
 「ここから何かが生まれようとしている感覚」それを体感しに、ぜひ阿部酒造まで来てみてください!

●5代目/6代目のイメージ●
 阿部酒造の酒造りの全責任をとって、皆をリードしながら大きな背中で全力で造りに向かい、それを誠実にお客様に届ける6代目裕太さん。そして、その息子の頑張りを静かに見守りながらも、豊かな経験で阿部酒造をしっかり基礎から支える大黒柱の5代目庄一さん。