上輪新田(アゲワシンデン)

圃場別の酒造りを行い地元を活性化!
土地毎の色を出そうと動き出したプロジェクト


柏崎周辺のかけがえのない景色を守るために酒蔵としてできること、地元の勤め人にはできなくて、僕たち酒蔵だからこそ大いに貢献できること、それは “農業”であり地元のお米をたくさん買って酒に変換していくことだと考えます。

私達の蔵がある新潟県の農業従事者のうちほとんどが米農家です。つまり米農家が米作りをやめてしまうと、どんどん私達の生まれ 育った景色が変わってしまうのです。

酒の原料は米です。農家さんが米作りをやめてしまうと、私達は酒造りができなくなります。今担い手不足の多い農業ですが、僕たち酒蔵として今できることを続けていけばきっと米農家さんも担い手が続くはずです。

さらに地元の米を使い続けることができれば、素晴らしい柏崎の景色も守ることができます。地元新潟県産米の使用比率は先代からずっと100%です。6代目の代では新潟県産100%→柏崎周辺地域100%を目指し活動をしています。 現在、契約農家様の甲斐もあり65%程が柏崎周辺地域の米になっています。

僕が蔵に戻ってから、現在6年が立ち少しずつ柏崎周辺地域の農家さんと出会うことができ、みなさまのお陰もありこのようなプロジェクトを行う所まで来ました。柏崎を含む柏崎刈羽地域は海沿いから里、山沿いとても景色が様々な地域です。当然田んぼのある景色も全く違います。それを酒で伝えることはできないかと始まったプロジェクトが圃場別プロジェクトです。

6代目 阿部 裕太

 

長くなりましたが、その圃場別シリーズの第三段です。

上輪新田(アゲワシンデン)


当蔵から車で40分ほど。柏崎の外れに上輪新田はあります。

柏崎海側海から目と鼻の先にある圃場です。”海”地域の圃場です。とにかく風が強い!!そして塩害万歳!!のエリアです笑塩害が強く柏崎でよく作られるコシヒカリ等の飯米品種は軒並み厳しい圃場です。それくらい海の前です。

ですが、真裏が米山という柏崎で一番高い山が聳え山からの水が直接流れこみ、水にはとても恵まれているエリアです。 もちろん生活排水は入りません。

そんな土地で交渉し初めて2年、ようやく上杉さんを説得してようやくこの上輪新田の 田んぼでの酒米造りがスタートしました。同じ圃場別シリーズの”小清水”の原料米を作る矢島さん同様、ここの土地にどのような酒米が合うか、しばらく試行錯誤をして参る予定です。1年目の今年は越淡麗を植えました。

すでにお取引先様を柏崎にきていただいた方はご案内しておりますが、田植えシーズン〜夏場は空も近く、海も青く綺麗でとても景色がいい場所です。冬場は地獄です。風が めちゃくちゃ強い場所です。土壌分析も今後は行っていく予定です。
また、小清水同様このお酒の売り上げは一部ですが、農家の上杉さんに寄付をさせていただき、次年度以降の上輪新田の米作りや圃場整備に当てていただきます。

▲上輪新田をグーグルマップで読み込めます。

<スペック>
2019
Alc 15度(1回火入の原酒)
精米歩合:非公開→その年の1反あたりの終了により精米歩合を決定します。毎年変わります。
内容量:1800ml/720ml
酒母:生酛
原料米:柏崎市上輪新田産越淡麗100%使用